ビジネスパートナー
制作会社の外注先がもれなく手一杯で、新たな外注先を開拓しようと某クラウドソーシングを利用してみたらしい。
すると、実績の少ない登録者が安価でやるのでその代わり直接取引匂わすのが結構居たとか。
そこまで安さにこだわっていないので、適正価格で実績のある人を普通に選定したって。
モラルの低い人をビジネスパートナーに選ばないのは当然のこと。
外注に案件を託すのはリスクも伴うのだから、最初からモラルハザードな人物は対象外。
安さよりも大切な事なんて沢山あるのに、発注者の心理分かってないな。
安ければ良いと思ってる発注者から次も依頼があったとしてもまた安価な訳で。
まぁそこまで追い込まれてるのは気の毒だと思うけど自業自得だからね。
私が依頼出した時も中には殊更安価で提案してくる明らかに実績不足な登録者がいたけど、
提案段階で仕事の仕方分かってないのが伝わってきた。
制作会社なりでしんどくても仕事の仕方覚えて経験積むまでは頑張るべきだと思うけどね。
それさえ我慢出来ずにドロップアウトして実績も人脈も無いのに依頼なんて来ないでしょ。
私が勤務してた環境も終電まで作業しないといけない事も珍しくなかったし、
有給もろくに使えない、休日でも持ち帰りで作業しなきゃいけなかったり、
土曜も休日なのにクライアント都合で打ち合わせに出向かなきゃならなかったり、
出張は数件クライアント回って最終で日帰り、帰ってからすぐWF作成や修正、ラフ作成や修正、
決して恵まれた環境でもなんでもなかったけど、残業代はしっかり付いて年齢に見合わない高給だったし、何より自分の経験と実績積むためと思って頑張ってきたけどね。
その甲斐あって使う暇もなくて貯金はやたら増えたし、退職してからも依頼を請ける事が出来ると満足してる。
後ろめたい事してまで案件を取るような真似しなきゃいけないなら、私ならしがみ付かずに転職する。
私の同僚でもデザイン苦手な人とか、この業界に将来の展望が無いと悟った男性は
辞めて転職してたよ。今はその職業で成り立ってるし賢明な判断だった思う。
私は女性で結婚してパート的にパートよりかなり効率良く、家事との両立も容易だから
計画通りこうやって仕事を請けてるけど、男ならこの道を選んでいない。
一部の極めて優秀な人は残れるだろうけど自分をそこまでだと思わないし、
20代のモチベーションでずっとやっていく程熱くないし、生涯出来る仕事だと思わないから。
今ではプロじゃなくても簡単な更新や運営なんて一般的だし、更新しやすいCMSだってあるし、手の込んだ事はスポットで簡単に依頼に出せるし、この先もどんど利便化が進みこの職業がいつまで需要があるか不透明。
私が時折依頼するコーディング外注さんは元同僚の主婦の方2名。
スキルも向上心も信頼もあるのを分かっているから安心してお願い出来る。
今回も予算に余裕があるから依頼する事にした。
クラウドソーシングに出すのは今後もデータ作成的な簡易な作業のみにしよう。